レース鳩0777(2)

次郎の愛鳩アラシがいよいよレースに出場することになった。
その前には様々なライバルが立ちはだかる。
ライバルとその飼い主たちも、日々過酷な訓練を重ね、レースでの入賞を目指していた。
それぞれの鳩と人の間には厳しくも愛情あふれるドラマがあった。
過酷な500キロレース。
デッドヒートを繰り広げるアラシたち3羽は、レースに熱中するあまり最悪のコースへ入ってしまう。
しかし鳩たちはひるまなかった。
たとえ死んでも息絶える瞬間までレース鳩として生きる! レース鳩としての誇りをかけて鳩たちは大空を翔ける。
アクシデント発生! 青森で放鳩が行われ、レースが開始して間もなく鳩たちの帰還コースを地震が襲う。
地震によって磁場を乱された鳩たちは方向感覚を失ってしまう。
果たしてアラシは無事次郎の待つ東京に戻ってくることができるのか?傷ついた風切り羽の影響で、以前のように速く飛べなくなってしまったアラシは、すっかり意気消沈。
いくら尻を叩いても奮起しないアラシに飼い主の次郎までがやる気をなくしてしまう。
しかし、そのうちに新しい羽が生えてきた。
気を取り直した次郎は何とかアラシにやる気を取り戻させようと仲間とレースを開催する。
100キロの合同練習に出場する鳩を乗せた放鳩車が放鳩地へ向かう途中、大事故に巻き込まれる。
車は横転し、炎上。
運転手が急いで出口を開放し鳩たちを逃がしたので、どうにか半分の鳩は難を逃れることができた。
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